インディコライト

インディコライトは、ブルーの色合いを示すトルマリンを指します。
インド特産の植物「あい」と、インクブルーの様な濃い青色を合わせた独特の青色は、見る者を魅了します。
トルマリン宝石は、化学組成的にリチウム、アルミニウム、ホウ素等の珪酸塩化合部であり
リチウム元素が他の元素と化学反応を起こしブルーを発色します。
モース硬度は他のトルマリンと変わらず7~7.5を示しています。

インディコライトは採掘されたとき、非常に濃いブルーを示し、透明感が不足しているため加熱処理を行います。
通常宝石を加熱する目的は色を濃くするためや発色をよくするためですが
インディコライトの場合は加熱すると色が淡くなり、黒に近いブルーがインディゴ色に変化します。

主な原産地はブラジル等含めた世界5大陸の様々な国で産出されます。
初めてインディコライトが発見されたのはイタリア・エルバ島(ナポレオンで有名な土地)です。

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