バイカラー・トルマリン

バイカラー・トルマリンは一つの結晶内に複色を保有する、地球が偶然に作り上げた自然の美しさといえる宝石です。
本来トルマリンが豊富な色のバリエーションを持つ理由として、色の起源となる鉄分、クロム、パナジウム、リチウム等の
色々な他元素を取り込んでいるからです。
バイカラーになる理由は、結晶が成長していく過程で外部の環境や取り込む元素の変化により、化学組成の変化が起き
色合いが変化していく「同一鉱物内時間差結晶」といえる結晶の成長が起こったためです。

原産地はブラジル・ミナス・ジェライス州や、同州のブエデネーラ・イタチャイヤ鉱山等が有名です。

バイカラー・トルマリンは通常研磨以外には、ほぼ人間が手を加えていない天然のままの宝石です。
そのため、地中より産出した時点で色合いが判断できる数少ない宝石です。
モース硬度は7~7.5と他のトルマリンと変わりませんが、内包物が多いため加熱による処理はほぼ行われておらず、安心して購入できる宝石の一つです。