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アコヤ貝

アコヤ貝は日本でも採取出来る貝です。
古事記や日本書紀、万葉集などの最古の文献にも(しらたま)(あわびたま)(まだま)等の言葉で表現されています。
アコヤ貝は貝殻の内部に異物が侵入すると、その周りに真珠袋を形成し包み込みます。
異物が核となり、真珠袋の間に真珠層が形成され、異物の形を元とした真珠を体内に形成します。
自然が育んだ天然の真珠は太古より宝石として扱われました。

日本では、真珠を何とか人工的に入手できないかと試行錯誤を行い、1896年(明治29年)に御木本幸吉氏が半形真珠を養殖真珠として生み出しました。(特許2670号) この御木本氏が、現MIKIMOTO(ミキモト)の創始者です。

アコヤ貝は1990年代の海洋汚染による感染症により激減し、代わりに中国産のアコヤ貝が日本に輸入され、現在の養殖真珠の貝として使用されています。
中国産のアコヤ貝は病気に強いのですが、若干日本のアコヤ貝に比べると体内で形成される真珠層のテリが落ちると言われています。

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