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アンバー(琥珀)

アンバー(琥珀)は樹木の樹液が化石化した物です。
全ての樹液が琥珀になるわけではなく、一部の樹木のみが琥珀として化石化します。

紀元前より装身具として使用されていた宝石で、中世時代、キリスト教のロザリオには多くのアンバーが使われていました。
アンバーの名前の由来は「香気を放つ物質」(アンバール)にあるとされています。

琥珀は有機質(樹液の化石)の為、稀に内部に昆虫や動物が封じ込められたまま、採掘される事があります。
このようなアンバーは「虫入り琥珀」として通常よりも高価になります。

現在では、バルト海沿岸諸国のポーランド・エストニア・ラトビア・リトアニアとロシアの海岸線で取れるものが90パーセントを占めます。
太古の北欧スカンジナビアの森林がもたらす大量の樹液が川を伝い海に堆積していった為です。

琥珀は茶色以外にも様々な色合いがあり、不透明の物から透明の物まであります。
より均一な色合いにする為に加熱処理や、独特の輝きを持たせる為に着色など、人為的な処理が施されている物も多いです。

アンバーは樹液の化石であり鉱物ではない為、非常に脆く、取り扱いには注意が必要です。
落としたり、ぶつけたりすると、欠けや割れが発生する事もしばしばあります。

アンバーのモース硬度は2~2.5、比重は1~1.1程度で質量に対し軽く感じます。
屈折率は1.54 の為、綺麗にカットされたアンバーは独特の輝きを放ちます。

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