オパール

10月の誕生石としても有名なオパール。
名前の由来は古代インドのサンスクリット語で「貴重な石」を意味する「upala(ウパラ)」だと言われています。

すべての宝石を通してもっとも多い化学成分の一つとして二酸化珪素(SiO2)があります。
二酸化珪素が集まり宝石になったものは水晶(クオーツ)になりますが、二酸化珪素と水の混合物がオパールになります。
宝石に水?と思われるかもしれませんが、宝石の成分、二酸化珪素(シリカ)が球状粒子となり、三次元の配列の間に水分子が入ってゲル状で固化したものが「オパール」です。

オパールは数少ない非結晶宝石といわれ、シリカと水の非結晶による集合体に外から入った光が回屈折し、相互干渉作用によって7色のスペクトルカラーを発します。
この発色効果はプレイ・オブ・カラーとも呼ばれています。

発色の中で一番赤色が希少なのは、粒子の直径が0.0003mm以上の大きさにならないと赤い光を発しないためです。
大きな粒子を持つには、長い時間安定した状態でオパールが成長しなければなりません。

長い時間、低温状態(摂氏100度以下)でゆっくりと珪素が堆積したものを「堆積性オパール」(オーストラリア産)、火山活動と高温の状態で形成されたものを「火山性オパール」(エチオピア産)と呼び、生成される過程で性質や見た目が大きく異なります。
結晶内部に水分を保有(数%~)しているため熱に弱く、火が近くにあると水分が抜けひび割れる可能性があります。
また、乾燥にも弱いため、取り扱いには注意が必要です。