ジェダイト(翡翠)
ジェダイト(硬玉)とネフライト(軟玉)はまったく別の宝石です。
古代中国では緑色をした堅牢な石を「ユー」=「玉」として一緒に呼んでいたため
混同しがちですが硬玉であるジェダイトが日本で言う「翡翠」になります。
色はすべてグリーンではなく、ホワイトやラベンダー、イエロー、レッド、ブルー
ブラック、パープル、オレンジ等 多彩な色合いを持っています。
色合いの特徴は「琅玕(ロウカン)」と呼ばれる半透明なのに均一で透き通るような亜透明です。
この琅玕を持つジェダイト(翡翠)が最上質と言われています。
琅玕特性をもつ色はグリーンだけでなく、他の色でも見られます。
しかし、原石段階でグリーンのものは極めて少なく、
大部分は白色系の石塊として産出されます。そのため、色付けや表面の艶を出すための
人為的処理を施されている物があります。
モース硬度は6.5~7と比較的硬い宝石です。
また、美しいグリーンで琅玕が美しく出ている「インペリアル・ジェダイト」は
ミャンマー政府が高品位レベルのものだけに与える呼称です