customer story


取材させていただいたのは竹尾様親子。
竹尾様は3年ほど前から、これまでに6点のジュエリーをajourでリフォームしてくださっています。
今回は、お嬢様の彰恵様が来年大学院を卒業し就職するにあたり、そのお祝いとしてご依頼いただきました。
リフォーム経験のある竹尾様。
ジュエリーリフォームを繰り返す理由や、着用している時の想いなど、ajourの魅力をたっぷりと語ってくださいました。
リフォームを始めたきっかけ
「母はいつもジュエリーを身に着けていました。そして彰恵のことをとても可愛がっていて、特に彰恵の誕生石であるペリドットの指輪は”大きくなったら彰恵にあげてね”と何度も言われていました。」
お母様が亡くなり、彰恵様がジュエリーをつけられる年齢になったものの、体格や年齢の違いからそのままでは着けられない状態だったといいます。
「受け継いだジュエリーは質が良いものだったので、石を活かして彰恵が着けられるようにしようと思ったんです。」
ajourとの出会い
いくつかのリフォーム店を回っても、提示されるデザインに心が動かず悩んでいた竹尾様。
そんな時、よく利用していた百貨店からajourを紹介され、初めてお店を訪れました。
「たまたまデザイナーの加藤さんが来場していたんです。
持ち込んだジュエリーと私の雰囲気を見て提案してくださったデザインがすごく素敵でした。一緒にデザインを考えた時間もすごく楽しかったです。」
「他のお店ではこんな経験できなかったので、すごく印象に残りました。それからは全てajourでお願いしています。」
今までajourでリフォームしたお品物
上中央のペリドットリングは、竹尾様がajourで初めてリフォームした作品。
大ぶりの石を普段使いしたいという希望に対し、他店ではネックレスを提案されたそうですが、ajourではカジュアルにつけられるオープンデザインのリングとして生まれ変わりました。
今回のご依頼
今回は、大学院を卒業し社会人になる彰恵様に「仕事でも着けられるネックレスを」とのご依頼。
石の形を際立たせながら、シンプルで存在感のあるネックレスに。
メレダイヤも元の指輪から活かし、デザイナーと相談しながらデザインを決定。
「わー!可愛い!」
開けた瞬間、彰恵様の笑顔が弾けました。
「小さいダイヤって売っても大した値段にならないし、余っても困るじゃないですか。
デザイナーさんが、無駄にならないよう上手に使ってくれました。」
自分だけの、自分が好きなもの。
「誰から見てもわかる有名ブランドのデザインも素敵だと思います。
でも、”それ可愛いね、どこで買ったの?”と聞かれる方が私は嬉しいんです。」
みんなが持っているものではなく、大好きなおばあちゃんが着けていた、自分が好きなデザインの、”自分だけのもの”。
そんな特別感は、リフォームにしかないと思います。」
ジュエリーって、一生使えるものだから
竹尾様に、ジュエリーリフォームを続ける理由を伺いました。
「母がそれなりに決断して買ったものだから、その時の想いってあるじゃないですか。
それを売って現金にしてしまうより、母の想いを大事にしながら自分のものにしていけるのが、リフォームのいいところかなと思います。」
「ジュエリーって、一生使えるものだから。”これはあの時もらったな”って、想いが残るものにしたいんです。」
”ここぞ”って時ってあんまりないから、毎日使えるジュエリーに。
お祖母様が最期まで大切にしていたジュエリーの形を変えることに、寂しさはなかったか伺うと、竹尾様はこう話してくださいました。
「全く寂しくないかといったら嘘になります。でも、形を変えずにそのまま着けて、自分の中で違和感がある状態にしておくほうがだんだん使わなくなってしまうと思います。
使わずに日陰に置いておくほうが寂しいじゃないかと思うんです。」
「”ここぞ”という時のために大切にしていても、そんな時ってなかなかないじゃないですか。
おばあちゃんが毎日ジュエリーを着けていた姿を見ていたので、新しくリフォームするときは私も普段使いを前提にデザインを決めています。」
「おばあちゃんの何十年もの愛が詰まった石は、身につけているとなんとなくパワーがもらえる気がして。お守りのような感覚で着けています。」
おばあちゃんのジュエリーと、これからも。
お祖母様が着けていたジュエリーはまだごご自宅にたくさん残っているそうです。
「思い出のあるジュエリーだからこそ、使ってあげたい。
”タンスの肥やし”にならないよう、これからも少しずつリフォームを続けていきたいです。」
そう笑顔で語ってくださいました。
想いを受け継ぐこと。
そして、日々の中でその想いを“身に着ける”こと。
まさに竹尾様は、私たちajourが考えるジュエリーリフォームの価値を体現してくださっています。
時を重ねるごとに、想いも増していく。
竹尾様のジュエリーは、これからもご家族の記憶とともに、美しく受け継がれていくことでしょう。