customer story6
ドイツと日本、
離れて暮らす家族をつなぐ
ジュエリー
大学を卒業し、ドイツで働き始める娘へ
「素敵、かわいい!」出来上がったネックレスを見て、とびっきりの笑顔を見せてくれたのは、娘の理紗さん。
理紗さんは普段、神奈川県に住む江口さんご家族と離れてドイツで生活をしています。
「娘は18歳の時にドイツに留学し、もうすぐ大学を卒業します。卒業の記念に、離れて暮らす娘に指輪を譲りたいと思っていたんです。」
理紗さんにプレゼントしたネックレスで光り輝くダイヤモンドは、江口さんが旦那様からもらった婚約指輪に留められていたもの。
しまっていた婚約指輪を、ネックレスに形を変えてプレゼントしました。
「指輪をネックレスにリフォームできたら、娘にいつでも身につけてもらえると思いました。」
ネックレスのデザインは、理紗さんと2人で決めました。ダイヤモンドを活かした、普段使いのしやすい、スクエア型のシンプルなデザインのプチペンダントです。
婚約指輪をつけ訪れた思い出の場所
「立爪の婚約指輪は普段使っていなかったので、いずれはリフォームをして娘にプレゼントしたいと思っていたのですがきっかけがなくて。」
「今回ajourさんを知り、リフォームをするきっかけが生まれました。ようやく譲ることができてホッとしています。」
江口さんは、ネックレスを着け隣に座る理紗さんを嬉しそうに見ながら、今の気持ちを話してくれました。
「実は、娘が暮らすドイツへは主人と新婚旅行の時に行ったんです。婚約指輪もドイツへ着けていきました。」
「そうだったの?知らなかった!」
理紗さんが暮らすドイツは、江口さんにとっても特別な思い出の場所でした。
新婚旅行で訪れたドイツで江口さんが身に着けていた婚約指輪が、ネックレスへと形を変え、現在ドイツで暮らす理紗さんのもとへと受け継がれて行く、なんだかとても不思議な巡り合わせです。
離れていても、お互いを想う気持ちは変わらない
「日本とドイツでは価値観に違いがあって、新しいものを買う感覚があまりないんです。どちらかというと、持っているものをまだ使えるよねっていう考え方の人が多くて。」
形を変え大切なものを受け継いでいくジュエリーリフォームと、ドイツのものに対する考え方には、どこか通じるものがあるのかもしれません。
就職のため、数日後にはドイツに戻る予定の理紗さん。遠く離れた地で暮らす理紗さんへの想いを江口さんは教えてくれました。
「今はどこにいてもすぐに連絡が取れるので、あまり心配はしていません。ドイツでの就職も決まり、離れ離れになる寂しさはもちろんありますが、それが彼女の幸せだと思っています。」
「母からプレゼントしてもらった大切なネックレスを、毎日身につけたいと思います。父にも出来上がったネックレスをこれから見せる予定です。父はいつも静かに見守ってくれる人で、そこに愛を感じています。」
「離れて暮らす家族には、いつまでも元気でいてほしい。それだけで十分です。」お互いが家族を思いやる気持ちは、離れていても決して変わることはありません。
ネックレスへと形を変えた江口さんの婚約指輪は、遠く離れたドイツの地で、いつでも理紗さんに家族の愛を感じさせてくれることでしょう。