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汗や皮脂をそのままにしないで!劣化を防ぐ上手なジュエリーメンテナンス方法

洗浄されるネックレスチェーン

夏といえば、ジュエリーを楽しむ季節。

薄着に合わせてアクセントになるジュエリーを身に付けたり、涼しげなカラーストーンをコーディネートしてみたり。
ここ最近は特にジュエリーを上手に取り入れる方が増えているなと感じます。

ただ、夏に身につけたジュエリーは身に付けた後のメンテナンスがとても重要だという事をご存知ですか?

紫外線によるダメージはもちろんのこと、外に出る前に塗る日焼け止めや拒むことはできない汗...
このような要因によってジュエリーに大きな負担をかけているんです。

暑い夏は特にジュエリーの劣化が進みやすいと言われています。
使った後、汚れをそのままにしておくと大切なジュエリーを傷つけてしまうかもしれません。

そこで今回は、メンテナンスの重要性と使った後の簡単なメンテナンス方法についてご紹介していこうと思います。

この時期、そろそろ夏に使ったジュエリーを整理しようかな?と考えている方も多いはず。

そのままジュエリーボックスにしまうのではなくしっかりとメンテナンスを行ってから保管しましょう◎

使った後メンテナンスをしないとどうなるの?

洗浄されるネックレスチェーン

ジュエリーに黒ずみや変色が発生する原因とは一体なんなのか、みなさんはご存知ですか?

使用されている素材によって細かな理由は異なりますが、ジュエリー劣化の原因には以下のような理由が考えられます。

汗や皮脂

汗と皮脂は変色やサビの大きな原因となります。

ゴールドやプラチナは比較的錆びにくいと言われていますが、純度が低いアイテムは銅など酸化しやすい素材が含まれるため注意が必要です。

化粧品

外出するには必須ともいえるファンデーションや化粧水、日焼け止めですが、これらもジュエリーを劣化させる原因となります。
化粧品に含まれる化学成分はジュエリーや宝石にとって変色を促しやすいものとなるためです。

空気中の物質

汗や化粧品に気を付けていても、ジュエリーが変色することがあります。その場合考えられるのが空気中の物質。

シルバーは外的要因で変化しやすいため黒ずみやすいアイテム。空気中に含まれる硫化物に反応すると黒ずみができます。
硫黄の温泉にシルバーを入れると黒ずむのは同じ理由からですよ。


紹介したような様々な原因により、ジュエリーの劣化や変色が起きてしまうのです。

このように身に付けているだけでも劣化が進んでしまうわけですが、使った後そのままにしてしまうと更にジュエリーが変色してしまう可能性があるんです。

汗や汚れを放置しておくと、汚れた部分が空気に触れ酸化していきます。
酸化した部分は黒ずみや錆びとなり、元々の輝きが失われてしまうことになってしまいます。

これを阻止するためには、正しいメンテナンスが何よりも重要になってくるのです。

【アイテム別】自宅でできる簡単メンテナンス方法

洗浄されるネックレスチェーン

地金(ゴールド・プラチナ)のみのジュエリー

中性洗剤を数滴入れたぬるま湯につけた後、柔らかいブラシで軽くこすります。
磨き終わったら、必ず真水につけてすすいで柔らかい布で水分をきれいに拭き取って完了です。
※ブラシで磨く際はチェーンの隙間やリングの裏側までしっかりとブラッシングしましょう。

ダイヤモンド

地金ジュエリーと流れは同じです。
中性洗剤を入れたぬるま湯につけて柔らかいブラシで軽くこすります。

真水につけてすすいだら、柔らかい布で水分がなくなるまでしっかり拭き取ります。

パール

パールはとてもデリケートな宝石です。
外したら、必ず柔らかい布で珠全体を拭き取ってください。
※パールは傷つきやすいため保管する時は、他の宝石と重ならないように注意してください。

パールネックレスは、年1回糸が緩んでいないか点検を行いましょう。
緩んでいると感じたら早めの糸替えをおすすめします。

カラーストーン

カラーストーンの中でも硬度が高い、ルビーやサファイア、ワリソベリルキャッツアイ、アクアマリンなどは、中性洗剤を使いお手入れしましょう。(お手入れ方法はダイヤモンドと同じです)

衝撃に弱い宝石【エメラルド・パライバトルマリン・オパール・ターコイズ・サンゴ・コハク・べっ甲】

軽い衝撃で傷がつく可能性があるため、柔らかい布で拭く程度にしましょう。
保管する時は、宝石同士が重ならないようにひとつずつ布にくるむか
小袋に入れて離して置いてください。
※特にエメラルドやパライバトルマリンは、注意が必要です。
同じ硬度(硬さ)の石同士が触れると双方に傷がついてしまいますから注意して保管しましょう。

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しっかりとメンテナンスを行いたい場合はajourへ

前項では、ご自宅でも簡単にできるメンテナンスについて紹介しましたが自分で行うだけでは汚れがしっかり落とせているのか心配だと感じる方もいらっしゃるはず。

そんな時は修理専門店にメンテナンスをお願いしてみましょう!
専門店だからこそ行えるお手入れは、汚れを落とすだけでなくジュエリーの輝きを保つための加工も施してくれますよ。

アルハンブラリング・ネックレスの磨き直し

洗浄されるネックレスチェーン

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変形して石が取れたリングの石留め

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さいごに

洗浄されるネックレスチェーン

いかがでしたか?

汗や皮脂はそのままにしておくと厄介な汚れです。
使った後の簡単なメンテナンスを行うだけでジュエリーは見違えるほど長持ちしますよ。
ぜひみなさんも真似してみてくださいね!

また、どうしても取りきれない汚れがある場合やしっかりとしたメンテナンスを行いたい場合は専門店に頼るのもおすすめです◎
新品同様の仕上がりで、次に使うのが楽しみになっちゃいますよ。

この記事を書いた人

h_takazakura
ajourプロモーション 担当

子育てをしながらジュエリーコラムの執筆をしているママライター。 以前は店頭でコンシェルジュとして接客を担当していました。 毎日ジュエリーをつけるのが楽しくなるようなコラムを目指しています!

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