customer story

節目の誕生日に、両親の指輪を。

今回ご依頼いただいたのは坂本陽菜様。
「30歳を迎えるにあたり、両親の指輪をリフォームして日常使いできるジュエリーにしたい。」とご相談をいただきました。

数年前、引越しを機にご自宅の片付けをしていたところ、サイズが合わなくなったから。と、お母様から婚約指輪を譲り受けたそうです。
その際、お父様が寂しそうな表情をしていたのが忘れられない。と話してくださいました。

着けたい気持ちはあるものの、立て爪のデザインは日常では着けづらくしばらくしまったままにしていたとのこと。
ajourのインスタグラムでジュエリーリフォームのことを知ったそうです。

今回の取材は陽菜様とお父様のお二人に話を伺うことができました。

ご依頼の指輪

長年お付き合いをされていたというご両親。
当時客室乗務員として働かれていたお母様と、研究職に長く携わってこられたお父様は、仕事の都合でなかなか休みが合わない中、指輪を一緒に選びに行った時の思い出を話してくださいました。

今回のリフォームでは、元の指輪から、石は新しい枠に留め着用しやすいフラットなデザインに。
残った地金は、溶かしてお母様用の指輪を作成しました。
邪魔にならないシンプルな指輪の内側には、元の指輪に入っていた文字をそのまま再刻印。
お母様の手元にも、思い出の指輪を残すことができました。

「サンプルを見ながら家族みんなで悩んで決めました。」
「父は別のデザインがいいと言ってたけれど、母と妹の意見が採用されました!」
と嬉しそうに話してくださいました。

想いを身につける

「可愛い!」
完成品を見て、緊張がふっとほぐれた様子でした。

デザイン決めの際には、「少し華やかすぎるかも・・」と不安そうな様子だった陽菜様。
実際に着けてみると、手に馴染んで着けやすい!と嬉しそうな表情を見せてくださいました。

私がもらっていいのかな──譲り受けた時に感じた戸惑い

「母からもらったものって、昔パールのネックレスをもらったくらいで。今思うと、母が指輪をくれたことってすごく珍しかったなと思います。それだけ大切なものだったんだと感じました。」

お母様から譲り受けた際、本当にいいの?と、何度も確認したという陽菜様。
今回リフォームする際にも、あらかじめご両親に相談されたそうです。

思い出の指輪をリフォームしたいと相談された際、どんな心境だったのかお父様に伺いました。

「どんな時も、娘が自由に過ごしてほしいと思って育ててきました。今回の指輪に関しても、娘が好きなようにしてくれていいんだよ、と。使ってくれるのは私も嬉しいです。」

また使えるようになったら、きっと両親も喜んでくれるはず。

節目の誕生日に、自分でリフォームしようと思った理由を伺いました。


「20歳記念には母がピアスを贈ってくれました。30歳記念は自分で普段買わない価格帯のジュエリーを買おうと決め、有名なブランドものなど色々調べていました。そんな時にajourのインスタグラムを見つけたんです。」

「ジュエリーがリフォームができることを知り、母にもらった指輪があることを思い出しました。これならせっかくもらったものを無駄にせずに済むし、きっと両親も喜んでくれるはず。そう思いajourでリフォームすることにしました。」

ジュエリーリフォームは、家族が深まるきっかけ

ご両親の指輪のリフォームを機に、これまで知らなかったご家族の思い出や、ご家族の新しい一面に触れるきっかけになれば、との思いで取材を進めました。

取材当日はお父様にアルバムをご持参いただき、写真を見ながらご家族の思い出を振り返っていただきました。

「両親の結婚前の話や私が生まれた時のことなど、ちゃんと話を聞いたのは初めてでした。」

「実は私は先月入籍をしたんです。家族と過ごす時間が少し減ってしまっていたので、今日のこの時間も含め、今回のリフォームがいいきっかけになりました。」と笑顔で話してくださいました。

「父からは勉強しろと言われたことがないくらい、私の好きなことをやらせてくれました。自由に育ててくれた両親に感謝しています。」

両親の指輪から、家族の指輪に。

リフォームを通じて、ご家族と過ごした時間を振り返り、ご両親への感謝を改めて感じることができたと話してくださった坂本様。

私たちスタッフも今回の取材で、ジュエリーリフォームは家族の絆をより深めるきかっけにもなるのだと実感することができました。

30歳という節目に新しく生まれ変わったご両親の指輪。
陽菜様と共に、新しいスタートを切りました。

店舗を探す
コンシェルジュに無料相談
LINEで無料見積もり
加工相談・見積もり無料